改修で窓が大きくなり、町が見渡せるようになったJR江北駅の自由通路=江北町山口

 JR江北駅の線路をまたぐ高架橋「自由通路」の改修工事が完了した。通路の窓が大きくなり、床も塗装されて明るい雰囲気となった。

 自由通路は江北町の町道で、長さ101・1メートル、幅3・3メートル。雨漏りが発生するなど老朽化したため昨年6月から改修していた。

 改修内容は屋根の防水塗装などの雨漏り対策、床の塗装、照明のLED化などで、一部の窓を大きくして見晴らしをよくした。売店跡を拡張した待合室は広さ21平方メートル。椅子付きのデスクやコインロッカー、飲料の自動販売機もあり、Wi―Fiも整備した。総事業費は2億4284万円。

 20日に町議ら約20人が参加して見学会があり、山田恭輔町長は「町の玄関口として多くの人に利用してもらい、江北のイメージアップにつながれば」と期待を寄せた。(小野靖久)