9月定例県議会は20日、一般質問3日目の質疑を行った。戦後80年を迎える2025年の戦没者追悼式について、山口祥義知事は「県遺族会の皆さんとも相談しながら具体的に検討を進めたい」とし、県が主催する考えを示した。県は20年ごとに追悼式を主催し、次回は戦後90年となる2035年を予定していたが、10年前倒しする格好となる。
原田寿雄議員(自民)の質問に答えた。戦没者の妻の平均年齢が約100歳、遺児が80歳を超える現状を踏まえ、山口知事は「高齢化の状況やご遺族の思いを深く受け止め、戦後90年を待つことなく、来年執り行った方が良いのではと感じている」と述べた。