唐津工業高建築科3年の7人が、佐賀国スポ・全障スポで活躍した選手に贈呈される木製の表彰盾やメダルを作製した。21日から唐津市でも国スポの会期前競技が始まるのに先立ち、18日に市役所で峰達郎市長から生徒たちに感謝状が贈られた。
市から依頼を受け、表彰盾(縦18センチ×横12センチ)は今大会で独自に設ける「バスケットボールの最多得点賞」「軟式野球のMVP」など個人表彰をする国スポの正式5競技分の44個を作製。上位表彰者のメダル(直径5センチ)は、正式6競技のほか、公開競技1競技(終了済み)、全障スポ2競技の分で945個を作った。
各競技をプレーしているご当地キャラクター「唐ワンくん」をレーザー加工機で描いている。加工する際、唐ワンくんが焦げたり、薄くなったりして調整が難しかったという。
7人は週3時間ある授業「課題研究」の地域貢献班のメンバーで、授業では足りず、夏休みも使うなどして5カ月で完成させた。宮﨑啓輔さんは「ものづくりで地域貢献ができて達成感がある」と感想を語った。(宮﨑勝)