初の準決勝に名乗りを上げた東亜工機の古賀嘉紀主将は、粘り強く投げる田雜海斗を援護しようと円陣を組むなど、チームを鼓舞し続けた。四回表1死満塁では「どんな形でも1点取る」と自ら逆転打を放った。

 田雜は相手打線を「怖いくらい」と感じたというが「自分の精いっぱいをぶつける」と、カーブを織り交ぜ打たせて取った。本塁打も浴びたが「仲間が点を取ってくれていたので重く感じなかった」。