テントに入って広さなどを確認する山口祥義知事(左)=県庁

山口祥義知事(右)に寄贈品の目録を贈り、感謝状を受け取ったJA共済連佐賀の大島信之運営委員会会長=県庁

 災害時に避難所などで活用してもらおうと、JA共済連佐賀はこのほど、プライバシー保護に役立つ1人用のテント700張りと断熱性に優れたエアマット1万個を県へ寄付した。9月中旬ごろまでに県内各市町に配布する。

 テントは屋根付きで高さ180センチ。フレームと本体が一体になっていて、簡単に組み立てられ、コンパクトに折り畳める。エアマットは長さ200センチ、幅60センチで、地面との間に空気層を作って寒さを軽減できる。

 贈呈式が県庁で行われ、JA共済連佐賀運営委員会の大島信之会長は「避難所での良好な環境を確保するために役立ててほしい」と述べた。山口祥義知事は感謝状を贈り、テントに入って「結構広くて高さもある。避難所だけじゃなくスポーツ大会で選手の待機スペースとしても活用できそう」と話していた。(上田遊知)