高校文化部の祭典「第36回佐賀県高校総合文化祭」(総文祭)が、14日に開幕する。鳥栖高の香楠会館で開かれる小倉百人一首かるた選手権大会を皮切りに、14の大会や展覧会が開かれ、文化部の高校生が県内各地で活躍する。
11月13、14の両日に佐賀市の東与賀文化ホールで開かれる演劇コンクールまで、約2カ月にわたって催す。総合開会式は佐賀国スポの影響で時期をずらし、名称を活動発表会に変えて佐賀市文化会館で同13日に開く。
大会テーマは23校3734点の応募の中から、鹿島高2年の堀結衣さんの「はじまる。私たちだけの夢舞台」に決まった。ポスター原画には4校から21点が集まり、有田工業高2年の江口琴菜さんの作品が選ばれた。テーマの揮毫(きごう)は佐賀北高3年の富﨑万莉音さんが手がけている。8月21日には佐賀北高で生徒実行委員会が開かれ、11月の活動発表会に向けて各部門の紹介映像が制作された。
生徒実行委員長を務める佐賀西高2年の宮園結さんは、小倉百人一首かるた専門部と自然科学専門部に参加する。「写真や美術にも興味がある。弁論も聞きたいし、演劇も面白そう」と他専門部の開催にも胸を躍らせ、「高校生が一生懸命取り組む、多彩な分野に触れてほしい」と呼びかけていた。(花木芙美)