「第9回佐賀県高校ものづくり溶接競技大会」(県、県溶接協会主催)の表彰式が23日、県庁で行われた。県内の工業系高校7校から31人が出場し、団体は有田工業高、個人は鳥栖工業高2年の松下彩花(さやか)さんが優勝した。

 式では、県産業労働部の井手宣拓部長が「ものづくりは佐賀県の誇りで、素晴らしい企業もたくさんある。将来はぜひ県内のものづくり企業に就職し、世界で活躍する人材になってほしい」とあいさつし、賞状やメダルなどを手渡した。

 松下さんは「思い通りの出来栄えではなかったので、信じられない気持ち。できることを精いっぱいやって、来年こそは納得のいく作品で挑みたい」と決意を語った。団体優勝に貢献し、個人でも2位に入った有田工業高3年の鶴田春輝さんは「大会を意識した環境の中で、すべての力を出し切るつもりで練習してきたことが、団体優勝につながったのでは」と喜んだ。

 大会は6月に開催され、団体優勝校と個人の上位入賞者が、今月17日に沖縄県で行われた九州大会に県代表として出場した。(伊東貴子)

 

 その他の受賞校・受賞者は次の通り。(敬称略)