気象庁は24日5時、佐賀県内で熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるとして熱中症警戒アラートを発表した。佐賀で35度、伊万里で33度の最高気温と予想されている。

 気象庁は室内をエアコンなどで涼しい環境にして過ごし、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をするよう呼びかけた。涼しい環境で過ごすことができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられるとしている。

【24日に予測される日最高暑さ指数(WBGT)】
唐津33、伊万里32、佐賀32、嬉野32、白石33

 全国の代表地点(約840地点)の暑さ指数は、熱中症予防情報サイト(環境省)にて確認できます。個々の地点の暑さ指数は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定していただくことをお勧めします。身近な場所での暑さ指数を確認した上で、熱中症予防のための行動を行ってください。

 暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。

[暑さ指数(WBGT)の目安]
 31以上:危険
 28以上31未満:厳重警戒
 25以上28未満:警戒
 25未満:注意

熱中症警戒アラートとは

 特に暑くなると予測された日の当日や前日に、環境省と気象庁が発表する注意報。主に都府県単位で、暑さ指数(WBGT)の予測値を使って発表されている。

 発表は1日2回、前日の17時、当日の朝5時に行われる。

熱中症警戒アラートの発表状況はこちら(環境省のHPより)
<参考:環境省熱中症予防情報サイト>