第78回日本体力医学会大会が9月2~4日、佐賀市の佐賀大本庄キャンパスで開かれる。国内のスポーツ界での多様な課題について研究者が議論する。4日に一般公開講座を開き、健康に長生きするための筋肉トレーニングの必要性などを紹介する。公開講座は入場無料で、事前申し込み不要。

 公開講座では4日午後1時半から、日本体力医学会の永富良一理事長が開催のあいさつを行う。午後1時40分から、日本体育大体育学部の岡本孝信教授が「人生100年時代の長寿社会に向けた“血管と脳”の健康」と題して話す。

 午後2時50分から、NHK「みんなで筋肉体操」でおなじみの順天堂大大学院スポーツ健康科学研究科教授の谷本道哉さんが「“裏切らない”筋肉体操の生理学的背景」と題して講演する。大会実行委員長の山津幸司佐賀大教育学部教授が司会を務める。

 大会は国民体育大会の開催県で実施していて、名称変更後の国民スポーツ大会が今秋に開かれる佐賀県では1976年の若楠国体以来となる。他の講座は研究者向けで有料となる。

 問い合わせは山津教授、電話0952(28)8302。(大田浩司)