気象庁は2024年8月8日、南海トラフ地震臨時情報を初めて出した。静岡県―九州の太平洋側に延びる広大な範囲で、巨大地震発生の可能性が高まっているとする「巨大地震注意」だ。気象庁や内閣府で巨大地震対策に携わった横田崇・愛知工業大教授に、仕組みができた経緯や、情報をどう受け止め、行動すべきかを聞いた。