昨年8月に開かれた「第51回くにたちコンサート」の様子=佐賀市の県立美術館ホール

 国立音楽大学佐賀県同調会(墨谷誠一会長、61人)が25日午後2時から、佐賀市の県立美術館ホールで「第52回くにたちコンサート」を開く。バラエティー豊かな歌と楽器で、卒業後も進化を続ける姿を見せる。

 久々の出演となる墨谷会長はトランペットでモリコーネの「ガブリエルのオーボエ」を、加藤悦子さん(同)はピアノでショパンの「バラード第1番」を演奏する。若手からは琉球大准教授の西村幸高さんがピアノでリストの「愛の夢」を弾き、長井知恵さんがソプラノでベッリーニの「優雅な月よ」を歌う。

 国立音楽大の卒業生や修了生でつくる同調会は、1928年に発足した。現在は国内45、国外3カ所に組織があり、佐賀では72年からコンサートを開いている。

 同会会計の萩原洋子さん(佐賀市)は、福田恭子さん(同市)とのピアノ連弾でドヴォルザークの「スラブ舞曲集」から2曲を披露する。「トランペッターもおり、ピアニストも増えて、盛りだくさんのコンサート」と話していた。(花木芙美)

 ▶入場料は千円。問い合わせは馬場さん、090(1193)4621。