来年3月23日に行われる「さが桜マラソン2025」の大会アンバサダーを、全国の市民マラソンなどに参加するインフルエンサーの三津家貴也さん(28)、アテネ五輪マラソン女子7位の坂本直子さん(43)らが務めることが決まった。約1万人のランナーと春の肥前路を走り、大会を盛り上げる。
三津家さんは2年連続で務める。前回は大雨の中、2時間37分3秒のタイムで走りきった。レース後に「いい走りができなかったのでリベンジしたい」と話していた。「前回はたくさんの応援を受けながら走ることができて感動した。みんなで目標を達成して最高のさが桜マラソンにしましょう」とコメントした。
兵庫県出身の坂本さんは、1999年に天満屋女子陸上部に入社。2003年の世界陸上パリ大会で4位に入ると、04年の大阪国際女子マラソンで優勝。アテネ五輪では2時間31分43秒を記録し、7位となった。現在は、広島県福山市で陸上教室「Lazo Running Team」の代表を務める。両親が唐津市出身で、佐賀県ともゆかりがある。「佐賀は年数回訪れていた思い入れのある場所」とし、参加者に「熱い走りで一緒にゴールを目指しましょう」と呼びかけた。
アンバサダーはこのほか、1968年のメキシコ五輪マラソン銀メダリストの君原健二さん(83)、96年アトランタパラリンピック金メダリストの栁川春己さん(68)の、桜マラソンではおなじみの2人が今回も大会を彩る。
大会は佐賀新聞社、佐賀陸上競技協会、佐賀県、佐賀市、神埼市の5者が主催、ミサワホーム佐賀が特別協賛する。大会エントリーは10月1日から同21日までで、先着順で定員に達した時点で締め切る。大会を支えるボランティアの募集は同10日から行う。(中村健人)