多久島文樹NIE推進担当デスク(左)の指導を受けながら、新聞をスクラップする親子=佐賀市の佐賀新聞社

 夏休みに家族で新聞の楽しみ方を学ぶ講座が23日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。参加した親子は効果的な新聞の読み方を教わりながら、記事のスクラップ作りに挑戦した。

 小学1年から中学1年までの子どもと家族3組が参加し、佐賀新聞を読んで気になった記事と見出しを発表した。その後、スクラップの方法を学び、記事を切り抜いてノートに貼った。記事の近くに掲載日や感想、疑問に思ったことなども書き込んだ。

 講師を務めた同社の多久島文樹・NIE推進担当デスクは「朝に新聞を読む習慣があれば、家族間での交流や話題づくりにもつながる。子どもの読解力や情報を整理する力なども身に付けられる」と新聞を読む利点を説明した。

 参加者は今後も切り抜きを続け、8月22日の次回講座で成果を披露する。普段はあまり新聞を読まないという龍谷中1年の村山千佳さんは「学校でSDGsのことを学んでいるので、新聞に詳しいお父さんとも相談しながら、環境問題の記事を集めたい」と話した。(小島発樹)