地域の福祉現場などで働く外国人留学生に向けた佐賀弁講座が18日、佐賀市の佐賀女子短大で開かれた。劇団「賑(にぎわ)い商(あきな)はっぴぃかむかむ」(鹿島市)のメンバーが寸劇を交えて佐賀弁を教え、1年生約60人が大笑いしながら学んだ。
留学生たちは介護施設などでアルバイトをしており、高齢者との会話の中で方言が理解できない場面が多々あるという。劇団の稲葉ゆう子座長(59)と田平あき美さん(51)が「ぬっ(寝る)」「とっとーと(取っているの)」など方言の意味や使い方を寸劇で紹介。留学生たちは声に出したり、メモを取ったりして熱心に覚えた。
ミャンマーからの留学生、ティリ・ウェイ・ピョー・アウンさん(19)は病院でアルバイトしているといい、「『よか』とよく言われる。いい意味とそうでない意味の言い方の違いを学んだので、早速明日のアルバイトから活用する」と笑顔を見せた。(松尾綺子)