佐賀龍谷学園(佐賀市)と三井住友信託銀行佐賀支店(同)は9日、生徒のキャリア教育や金融教育の推進に関する連携協定を締結した。職場体験やお金の使い方に関する講義などを実施し、連携して人材育成に取り組む。
協定書の調印式が佐賀市の佐賀龍谷学園で行われ、同校の篠塚周城(ひろき)理事長と、三井住友信託銀行佐賀支店の島崎諭支店長が調印した。同校と同店は2020年から、龍谷中の生徒が描いた絵や書を支店のロビーに展示し、職場体験の受け入れやマネーリテラシーの講義も行ってきた。今回の協定で連携を強化する。篠塚理事長は「金融・財政の専門的な知識を指導いただけることはありがたい。生徒の学ぶ範囲が広がれば」と期待を寄せた。
島崎支店長は「(生徒が)講義に参加する姿勢や、ロビーの絵や書が、私たち支店職員の刺激になっている。人材育成に少しでも役に立てれば」と話した。(秋根紗香)