唐津青翔高(玄海町)の韓国文化系列で学ぶ2、3年生10人が10日、韓国の羅州高とオンラインで交流した。5月に生徒や教職員の交流、研修などに関する「相互協力協定書」を結んだ両校による初の“顔合わせ”。対面での交流に期待を寄せながら、自己紹介やクイズなどを楽しんだ。
唐津青翔高の生徒たちは韓国語での自己紹介に挑戦した。意見交換では韓国の生徒から「学校で夜ご飯を食べたことがあるか」と質問があり、「午後4時ごろには学校が終わる」と答えた。韓国では夜遅くまで授業があるといい、「うらやましい」などとやり取りしていた。
韓国文化系列では、韓国語の学習や名護屋城博物館での実習などで異文化理解を深めている。いずれも3年の小野華夏さんと井上繭さんは「オンラインであっても日頃勉強している韓国語を現地の人に実践する機会があることはうれしい」と感想を述べた。
唐津青翔高は将来的な対面での交流を希望しており、平山智浩校長は「特別な日になった。今後お互いに行き来し、関係が深まっていくことを願う」と話した。(松岡蒼大)