子どもたちのSNSの使い方について、大人たちの心配は尽きません。北海道で女子高生が橋から川に落とされて殺害された事件も、その発端はSNSに投稿された画像だったようです。自分の画像が、他人からどう見られるかを常に意識し、理想の自分を演出するために、加工や編集に力を入れています。

 自分の投稿がリポストやシェアで拡散される楽しさもありますが、知らない人に無断で使用されたり、自分の意にそぐわない形で扱われたりする危険性もあります。SNSの中には初期設定でダウンロードや編集、再投稿を許可しているアプリもあります。投稿に対して制限をかけることは可能ですので、設定の内容を細かくチェックすることをお勧めします。

 今やSNSは子どもたちにとって大切なコミュニケーションツールですが、その扱い方は未熟で、自分本位になりがちです。人それぞれ使い方や価値観が異なること、トラブルが起こった際にはすぐに信頼できる近くの大人に相談してほしいと願っています。