「ト印」スイカを作る中山大也さん(右)と母親の由美子さん

 ジリジリと照りつけるような日差しが本番になると、格別においしくなるのがスイカ。玄海町轟木(とどろき)地区で絶品「ト印」のスイカが作られています(「ト」は地区名からだとか)。

 楕円(だえん)のボディーに薄い皮、果肉は色鮮やかで、繊維や種は少なく適度に締まっているのが特徴です。夏の暑さを吹き飛ばすような、果汁たっぷりで食べ応えのある爽快な食感が楽しめます。糖度は12~13度と高く、幅広い年齢層に愛されています。

 轟木地区「ト印」の生産者は中山尚志(ひさし)さん(72)1軒のみ。ただ、うれしいことに息子さんの大也(ひろや)さん(31)が受け継ぎました。今年で10年目、まだまだ修業中とのこと。唐津市「うまかもん市場」、玄海町「ふるさと発想館」、鎮西町「より道の駅えん屋」などで絶賛販売中です。「ト印」を見つけたら、ぜひ食べてみてくださいね!

(玄海町みんなの地域商社・奥村奈津子)