荒木彩花(SAGA久光スプリングス株式会社提供)

 日本バレーボール協会は1日、パリ五輪に臨む女子日本代表内定12選手を発表した。佐賀県関係ではSAGA久光スプリングス(鳥栖市)のミドルブロッカー荒木彩花選手(22)が選ばれた。荒木選手は初めての五輪出場となる。

 荒木選手は福岡県出身で、東九州龍谷高(大分)から2020年に久光に加入。21年に右膝を手術し、けがから復帰した22-23シーズンは高さを生かしたブロックや気迫あふれるプレーでチームをけん引した。ブロック賞とスパイク賞を獲得し、ベスト6にも選ばれた。23年には初めて日本代表としてプレーした。

 パリ五輪の出場を懸けた5、6月の「ネーションズリーグ2024」にも出場し、持ち味のブロックなどで力を発揮。チームに大きく貢献した。

 荒木選手はクラブを通じて「(五輪出場という)目標を達成できたことをうれしく思うと同時に、ここからをまた新しいスタートとする。オリンピックでのメダル獲得に向け、より一層努力していく」とコメントした。(小部亮介)