鳥栖市は25日、市民文化会館(同市宿町)のエレベーター設計業務の指名競争入札手続きで、誤って全指名業者が分かる形式でメールを一斉送信したとして、透明性を確保するため入札を中止したと発表した。
24日夕、業者から受けた質問の回答書を全指名業者へ共有する際、職員が誤って11社の指名業者が分かる形でメールしたことに別の課が気付いた。メールは本来、1件ずつ送るか、受信者にあて先が分からない形式で送ることになっていた。24日は回答期限日で、通常とは別の職員が担当していた。
市は25日、業者におわびと入札中止の連絡を行った。今後の対応は庁内で協議する。市の担当者は「今後は細心の注意を払うよう周知徹底を図り、再発防止に努める」としている。(樋渡光憲)