市内の義務教育学校3校に図書を贈った多久ロータリークラブの古川英敏会長(右)。左は石田俊二教育長=多久市役所

 子どもたちに本に親しんでもらおうと、多久ロータリークラブ(古川英敏会長)は19日、多久市内の義務教育学校3校に図書56冊(10万円相当)を贈った。

 寄贈は2008年から続いており、近年は各校の司書が児童、生徒に合った図書を選んで購入する形を採っている。

 市役所での贈呈式で、古川会長は「本を読んだら夢が広がる。子どもたちにいっぱい本を読んでいただき、人生設計に少しでも役立てば」と目録を手渡した。

 石田俊二教育長と市校長会の富増晃二会長(東原庠舎東部校校長)が謝辞を述べた。石田教育長は、子どもの本離れが叫ばれる中、市内の子どもたちが図書館に足を運ぶ回数が、全国平均を上回っていることを紹介し、「支援をいただいているたまもの」と感謝した。(古川浩司)