「作曲活動にも力を入れていきたい」と話す知里さん=佐賀市の佐賀新聞社

 歌手の知里(ちさと)さんが1年半ぶりのシングル「シークレットラブ」(日本クラウン)のキャンペーンで佐賀新聞社を訪れた。自身が作曲も手がけた知里さんは「80年代のアイドルソングのイメージで“ダサかっこいい”曲に仕上がった。佐賀の皆さんに元気に歌ってほしい」とPRした。

 知里さんは千葉県出身。日本大芸術学部音楽科声楽コースを卒業した。大学時代はジャズシンガーとしても活動し、2010年にデビューした。昨年リリースした「哀しみのラストタンゴ」は、23年度の日本クラウンシングルヒット賞に初めて選ばれた。

 新曲「シークレットラブ」は、隠れた恋心を力強い声で、もう一つの自分になりきりながら振り切って歌い上げているという。対照的なカップリング曲の「夢陽炎(ゆめかげろう)」は、はかなくて寂しい女性の気持ちをドラマチックに表現した一曲。

 プライベートでも親交が深い唐津市出身の演歌歌手・六本木ヒロシさんは「尊敬する先輩の一人」と話した。県内のイベントなどで何度か佐賀を訪れたという知里さんは「佐賀は、温かく盛り上がってくれる人が多いイメージ。元気な知里を届けてヒットを目指したい」と話した。

 ▽シングル『シークレットラブ』は7月2日発売で、1500円(税込み)。県内のレコード店などで販売される。(坂本有佐)