佐賀県内の工業系高校で学ぶ生徒が技術を競う「第22回高校生ものづくりコンテスト県大会」(県高校教育研究会工業部会主催)が8日、県内の3会場で開かれた。6部門に7校の代表約80人が出場し、培ってきた腕前を披露した。

 佐賀市の佐賀工業高では「旋盤作業」「電気工事」「電子回路組立」「木材加工」の4部門が実施された。木材加工部門には4校から8人が出場。生徒は額に汗を浮かべながら、のみや金づち、ドリルといった道具を巧みに操り、ベンチの脚などに用いる「四方転び」の課題作品を3時間の制限時間内に組み立てた。

 最優秀賞に選ばれた佐賀工業高2年の田中翔琉(せいる)さんは「思い通りにいかなかったところもあるが、他の部分で挽回しようと気持ちを切り替えられた。これからも全力でものづくりに挑んでいく」と意気込みを語った。

 各部門の最優秀賞受賞者は、7月13、14日に県内で開催される九州大会に出場する。

 その他の最優秀賞受賞者は次の通り。(敬称略)