ごみ焼却発電施設などを手がける日立造船(本社・大阪)の社長に4月就任した桑原道氏(60)=嬉野市塩田町出身。「リーダーの挑戦 東京の佐賀人」の第3回では、番外編として約80年ぶりに社名を変更し、10月から「カナデビア」として新たな一歩を踏み出す同社の目指す姿や、環境課題への世界規模での貢献について思いを聞いた。(聞き手、構成・大橋諒)

10月の社名変更を契機に「仕事のやり方や、将来の事業の方向性など、全て変えていく」と意気込む桑原道社長=東京都品川区の日立造船東京本社
■桑原道(くわはら・みち)
1963年生まれ。嬉野市塩田町出身。鹿島高―長崎大経済学部卒業後、86年に日立造船入社。経営企画部長や、子会社の日立造船イノバ(スイス)の取締役会長などを歴任。2022年4月に日立造船常務取締役、24年4月同社長。ランニングが趣味で、出張先では時差ぼけ解消も兼ねて走り、街並みや自然を楽しんでいる。兵庫県在住。