県更生保護女性連盟の山口七重会長(左)から図書カードと絵本を受け取る佐賀清光園の西村明純園長=佐賀市の佐賀清光園

 県更生保護女性連盟(山口七重会長)は5月29日、佐賀市の児童養護施設「佐賀清光園」に、イベントの募金を通じて購入した絵本や図書カードなどを贈った。

 社会を明るくする運動の一環。同連盟が県地域婦人連絡協議会と開いたひな飾りの展示会「春待ちおひなまつり」の会場で、3月末まで約2カ月間募金を受け付けた。

 寄付は同イベントが始まった2020年から行い、5回目となる今回は絵本「星をつるよる」(文・絵キム・サングン)と図書カード2万8千円分を贈った。山口会長は「本は気持ちを豊かにする。表紙がすり切れるまで読んでほしい」と述べた。

 佐賀清光園には7~18歳の15人が入所している。受け取った西村明純園長は「毎年いただきありがたい。子どもたちの励みになる」と感謝した。絵本は共用の本棚に置かれ、図書カードは子どもたちが希望する本の購入に活用される。(上田遊知)