決勝・佐賀商―龍谷 2回に先制のホームに生還する龍谷の御厨篤矢=佐賀市のさがみどりの森球場

NHK杯佐賀県高校野球大会で6年ぶり9度目の優勝を果たした龍谷。夏の選手権大会の第4シードに名乗りを上げた=佐賀市のさがみどりの森球場

決勝・佐賀商―龍谷 9回表1死三塁のピンチを挟殺プレーでしのいだ龍谷。三塁手・溝口大和(右)が走者をタッチアウトにする=佐賀市のさがみどりの森球場

 第71回NHK杯佐賀県高校野球大会最終日は29日、佐賀市のさがみどりの森球場で決勝があった。龍谷が佐賀商を1―0で下し、6年ぶり9度目の優勝を果たした。

 今大会の結果を踏まえ、夏の選手権大会のシード校が決まった。第1シードは春の県大会を制し、今大会4強の佐賀北。第2シードは秋春連続で県大会準優勝の唐津商が入った。第3シードは有田工、第4シードは龍谷に決定した。(北川尊教)

龍谷 1―0 佐賀商

 龍谷が投手戦を制し、佐賀商を1―0で下した。

 龍谷は二回1死一、三塁で、先発の8番竹下がスクイズを決めて先制。投げては竹下が打たせて取る投球を見せ、9回を散発7安打にまとめて完封した。守備陣も無失策で支えた。

 佐賀商は九回1死三塁の好機を得点につなげられず、8回1失点の平田を援護できなかった。