佐賀県競馬組合は、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されて不起訴処分となった佐賀競馬所属の山口勲騎手について、「刑事罰はなかったものの、一連の事柄により競馬への信頼を失墜させた」として、今後戒告処分とすることを明らかにした。
同組合は山口騎手や関係者から事情を聞くなどしていた。「飲酒後約7時間の睡眠後に運転し、不自然な方向転換など特異な運転は行っていないことを確認した」としている。
山口騎手は4月3日に逮捕後、同6日から3週間、騎乗を自粛し、同26日から再開している。不起訴処分が出たのを受け、山口騎手は「酒気帯び運転の疑いを受けたことは不徳の致すところであり、二度とこのようなことのないよう今後、より一層の注意をする」などのコメントを出した。(樋渡光憲)