佐賀県産業振興機構「九州シンクロトロン光研究センター」(鳥栖市)は本年度、シンクロトロン光を照射することでスギの木材強度を測定する研究をスタートした。スギの品種開発では長い年月をかけて成長を待って物理的に強度を調べてきたが、成長途中でも細胞構造を分析できるようにすることで、開発の大幅なスピードアップが期待されるという。

 県林業試験場、国立研究開発法人森林研究・整備機構「森林総合研究所林木育種センター」と共同研究する。期間は2028年3月までの4年間。