連合佐賀(草場義樹会長)は14日、2024年春闘の賃上げ交渉に関して、4月末時点の回答集計結果を発表した。春闘実施予定の約110組合のうち43組合が妥結し、組合員数に応じた加重平均で、定期昇給を含めた賃上げ額は組合員1人当たり1万2728円、賃上げ率は4・88%。3月末時点の集計と同様、同時期では比較可能な集計が残る2010年以降で過去最高で、高い水準が続いている。

 要求書を提出したのは、66組合で、要求額は平均1万4836円(前年同期比2617円増)、賃上げ率は6・02%(同0・85ポイント増)。妥結した43組合の平均賃上げ額は前年同期と比べて2670円増、率で0・76ポイント上回った。