佐賀県は9日、先週(4月29~5月5日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。39カ所の定点医療機関から報告された新規感染者数は104人だった。前週から8人増加し、8週ぶりに増加に転じた。1医療機関当たり2・67人で、前週の1・08倍だった。
高齢者施設、障害者施設2カ所で患者18人のクラスター(感染者集団)が発生した。
保健福祉事務所ごとの1医療機関当たりの内訳は佐賀中部2・54人、鳥栖3・60人、唐津1・57人、伊万里2・40人、杵藤3・33人。年齢別では10代が17人と最も多く、次いで30代が15人だった。
定点医療機関の1カ所が未報告となっていた4月22~28日の週の感染状況も発表され、感染者数は96人だった。前週(15~21日)から54人減り、7週連続で減少していた。(横田千晶)