JR九州は7日、ゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の新幹線と在来線特急の利用状況を発表した。西九州新幹線(武雄温泉―長崎)は上下合わせて前年並みの8万9千人が利用した。下りは昨年よりも約1千人多い4万4千人、上りは約1千人減の4万5千人が利用した。

 期間中、最も乗車率が高かったのは、5月3日の長崎行きで111%(435人)、武雄温泉行きは同5日の112%(436人)だった。在来線特急の長崎線(鳥栖―江北)は、利用者は上下合わせて前年比1・06倍の22万5千人だった。

 博多駅発着の九州新幹線と在来線特急の利用者は71万9千人で、前年同時期に比べ5・1%増えた。新型コロナウイルス禍前の2018年の90・2%に回復した。JR九州は「コロナ禍を経て観光需要も増え、西九州新幹線は開業以来、順調に推移している」と話している。(福本真理)