久光―デンソー 得点が決まり喜ぶ久光の濵松明日香(中央)ら=大阪市(SAGA久光スプリングス株式会社提供)

 バレーボールの全日本男女選抜大会第5日は5日、大阪市のAsueアリーナ大阪で男女の決勝トーナメント準決勝が行われ、久光スプリングス(鳥栖市)はデンソーエアリービーズ(愛知)に1―3で敗れ、決勝進出を逃した。

 第1セットは連続失点を喫して苦しい立ち上がりになった。北窓絢音や濵松明日香のスパイクで追い上げを見せたものの、23―25で落とした。第2セットは中盤以降に中川美柚のスパイクが効果的に決まり、25―20で取り返した。一進一退となった第3セットをジュースの末に25―27で落とすと、続く第4セットも終盤まで競り合ったが一歩及ばず、23―25で敗れた。

 酒井新悟監督は「最後の決定打の部分で相手が一枚も二枚も上だった。この大会で得たこと、課題にしっかり向き合って強化していく」と話した。主将の大竹里歩は佐賀に練習拠点を移した今季の戦いについて「この1年は環境が変わり、少数精鋭で助け合いながら成長し続けた。とても誇りに思う」と振り返った。

 最終日は6日、同会場で男女の決勝がある。(小部亮介)