28日に投開票された神埼市長選で初当選した實松尊徳(たかのり)氏(57)は29日、神埼市役所でインタビューに応じた。前市長が逮捕された官製談合事件の舞台となったふるさと納税事業への向き合い方や、失墜した市政の信頼回復に向けての取り組みなどについて考えを聞いた。(樋口絢乃)

 

-過去最低の投票率での初当選について、どう受け止めているか。

 新人で認知度がなく、有権者の関心が上がらなかった。選挙活動を頑張ったとは思いつつも、そこは反省すべき点。これから4年間、市政を立て直し、市の発展のために取り組む中で、市政に関心を持ってもらえるよう積極的に情報発信を行い、その中で私のことも知ってもらいたい。

-官製談合事件で市政への信頼が失墜している。信頼回復に向け、まず何に取り組むか。