神埼市が、ふるさと納税の返礼品開発のための加工施設建設などを目的に、ふるさと納税制度を使った「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」を昨年12月から3月まで実施していたことが23日、分かった。ふるさと納税事業を巡る官製談合事件で逮捕、起訴された前市長の内川修治被告(71)の指示で行われ、集めた寄付金は約8700万円。本年度、寄付金から委託事業者に補助金3500万円を交付する計画だったが、事件を受けて事業はストップ。補助金が宙に浮いた状態となっている。事業は、28日投開票の市長選で決まる新市長の判断に委ねられる。

 23日、市議会の行政監視機能強化検討特別委員会で市側から報告された。