佐賀大が、施設の愛称を命名する権利「ネーミングライツ」を購入する企業を募っている。佐賀市の本庄、鍋島の2キャンパスにある57施設166室が対象となる。就職活動で学生優位の「売り手市場」が続く中、企業のイメージアップや人材確保の取り組みにつなげることを促す。
ネーミングライツの取り組みは全国の国立大で広がっていて、九州では九州大や熊本大などで実施している。佐賀大では2013年に大学美術館で募集したが、申し込みはなかった。昨年度に複数の企業からネーミングライツに関する相談や要望があったことを受け、本年度に事業化した。