バイオマスなど次世代エネルギーについて楽しく学べる玄海町の施設「次世代エネルギーパークあすぴあ」が21日、来場者100万人を突破した。100万人目となった唐津市鎮西町の伊藤輪子ちゃん(4)に記念品が贈られた。
輪子ちゃんは父・則雄さん(43)と、いとこの古舘扇ちゃん(8)と3人で訪れた。ハンバーグやアイスなど町内の特産品が贈られ、則雄さんは「朝早くから開いているので、早起きの子どもと毎週のように来ている。雨の日でも室内で楽しく遊べる施設で助かっている」と話した。
脇山伸太郎町長は「多くの児童、生徒に利用してもらい、学びを深めてもらっている。200万人に向かって発展してほしい」とあいさつした。末武英幸館長はコロナ禍での臨時休館などを振り返り、「これからも実験や工作教室などを実施し、科学の楽しさを伝え、ここを拠点とした人の流れが広がるよう、新しいことにチャレンジしていきたい」と語った。
あすぴあは、太陽光や風力、バイオマスなど次世代エネルギーの仕組みを体験などを通じて学ぶことができる施設として、主に核燃料サイクル交付金を活用して整備され、2013年7月に開館。九州電力の子会社・九電産業が指定管理者として運営している。来場者は14年8月に10万人、18年4月に50万人を突破していた。(松岡蒼大)