今年は花芽の付きが良い真木町天満神社のフジ。21日にはフジまつりが開かれる=鳥栖市真木町

 鳥栖市真木町の真木町天満神社の境内にあるフジが見頃を迎えている。今年は天候に恵まれ、約500平方メートルの大きなフジ棚には昨年の約2倍の花芽が付いて生育が良いという。21日にはフジまつりが開かれる。

 「真木の大藤」として知られる古木は樹齢約150年といい、幹周り約2メートル。長年管理している磯野岩夫さん(85)によると、花芽部分がさらに伸びていき、雨に見舞われなければ一番多くの花が見られるのは25日ごろ。香りを楽しむなら20日ごろまでがお勧めという。

 樹勢を維持するための開花後の花がら摘み、小枝の剪定(せんてい)などは地元住民40~50人で作業するなど、毎年手間暇をかけて育てている。フジまつりは午前8時から午後3時半まで。当日は臨時駐車場が利用できるほか、多くの出店が並ぶ。(樋渡光憲)