武雄市文化会館が6月1日から全館休館し、新文化交流施設として改修工事に入る。小ホールなどの集会施設は解体して新たな文化や交流の場を創出する施設として整備、県西部で最大規模の大ホール(1380席)は耐震性を増すなどの長寿命化を図って存続するなど拠点文化施設としてリニューアルする。総事業費は約55億円を見込み、新しい施設は2027年春ごろ、大ホールは同年秋ごろの完成を目指す。

 18日に発表された整備基本設計によると、小ホールや集会棟に代わる新たな施設は、延べ床面積3723平方メートルの鉄筋コンクリート2階建て。1階には200~300人収容可能の多目的ホールや大小二つのスタジオ、2階には100人規模の会議室など大中三つの会議室を配置する。