佐賀市議会の九州新幹線整備に関する調査特別委員会(野中宣明委員長、11人)は16日、国交省鉄道局幹線鉄道課の北村朝一課長を参考人招致し、質疑した。財政負担に関する質問で北村課長は、与党検討委が「佐賀県の財政負担軽減を図ることが必要」と指摘したことに触れ「そういった点を含め、引き続き議論を積み重ねていきたい」と述べた。
九州新幹線長崎ルートの整備方針検討区間(新鳥栖-武雄温泉)に関し、佐賀県は、全線フル規格で整備する場合は既に開業した区間分も含めて「佐賀県の実質負担は長崎県の半分以下が相場」との見解を国に示している。