生活道路や通学路の交通事故を減らそうと、佐賀県は本年度、車の速度を物理的に抑制するハード整備に乗り出す。車道に小さな段差を設ける「ハンプ」や、道幅を狭める「狭さく」などの対策を講じる市町に対し、県が整備費を半額補助する。

 県は2019年度から、交通事故ゼロを目標に掲げて「SAGA BLUE PROJECT(サガブループロジェクト)」に取り組んでいる。これまで啓発事業などソフト面の対策を進めてきたが、本年度からはハード整備に着手し、ソフト・ハード両面から県民の交通安全意識を高めていく。