研修を終えた吉田博孝さん(左)と庄島貴寛さん=神埼市のJAさが脊振出張所

 脊振・三瀬園芸振興協議会が新規就農者育成を目的に取り組むピーマンのチャレンジファームの1期生2人がこのほど、研修を終えた。昨年4月から1年間、先輩農業者のハウスで生産技術を学び、ノウハウを習得してきた。

 神埼市のJAさが脊振出張所で修了式があり、庄島貴寛さん(32)=佐賀市三瀬村、吉田博孝さん(69)=神埼市脊振町=が修了証書を受け取った。吉田さんは「真夏の収穫の大変さや、栽培の楽しさを学べた。この経験を基に、おいしいピーマンを育てていきたい」と話した。

 2期生の入校式も併せて行われ、栗原健さん(22)=三瀬村、仲子翔太さん(32)=脊振町=が入校した。久留米市の法人農家で2年間働いた経験を持つ仲子さんは「今までの知識やトレーナーの力も借りて、1年後に独り立ちできるようしっかりと学びたい」と決意を語った。(樋口絢乃)