朱色の橋に映える桜。眼下には洗濯板のような川床が広がり、涼感漂う=1日午後、嬉野市の轟の滝公園

朱色の橋に映える桜。眼下に塩田川が流れ、涼感漂う=1日午後、嬉野市の轟の滝公園

 佐賀県内各地の桜の名所から満開の便りが届いている。好天に恵まれた1日、最高気温が佐賀市で24・7度、嬉野市で24・0度など今年一番の暑さとなり、汗ばむ陽気の中で花見客は咲き誇る桜を楽しんだ。

(この記事は2024年の情報です)

 嬉野市の轟の滝周辺ではソメイヨシノを中心に約150本の桜が川沿いを彩る。滝つぼのすぐ下流は洗濯板のような川床が広がり、特徴的な水の流れは涼感たっぷり。一帯は公園となっており、水辺で涼む花見客や川に入って遊ぶ子どもたちの歓声が響く。

 園内では散策する外国人の姿も目立つ。コロナ禍明けで嬉野温泉では中国や韓国、台湾などからの訪日客が増えており、温泉街から近い桜スポットとして人気が高いという。(写真と文・米倉義房)

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 県内の桜の名所を訪ねる写真企画「桜めぐり2024」です。

▷場所 長崎自動車道嬉野インターから車で約10分
▷駐車場 約50台