吉野ケ里歴史公園臨時駐車場を会場に開かれていた第51回花とみどりの市(佐賀県造園協同組合、県立吉野ケ里歴史公園、佐賀新聞社主催)が3月31日に閉幕した。同9日から約3週間で計4万人が足を運び、春の風物詩を満喫した。
18業者が花苗や寄せ植え、幼木などを出品した。最終日は曇り空だったが、先着100人に配られるベゴニアやペチュニア、マリーゴールドなどの花苗を求めて、開場前から約60人が行列をつくった。店頭に並ぶソメイヨシノやしだれ桜も満開に近く、来場者が足を止めて目を細めた。
バラの苗を買い求めた佐賀市の70代女性は「期間中、来られていなかったから、雨が上がってくれて良かった。うちにある苗木の写真を撮り、どんなメンテナンスをしたらいいのかを聞けた」と、出店者とのやり取りに満足げだった。(志垣直哉)