最優秀賞を受賞した野村詩朗さんの「燃える紅葉」

神原玄晃住職(右)から賞状を受け取る野村詩朗さん=基山町民会館

 ツツジと紅葉の名所として知られる基山町の大興善寺を撮影した写真を募集する「四季フォトコンテスト」の表彰式がこのほど、同町民会館であり、佐賀市の野村詩朗さん(82)の「燃える紅葉」に最優秀賞が贈られた。

 コンテストは同寺が1999年から開き、3年ぶりの開催となった。昨年1年間に作品を募り、県内外の65人から104点の応募があった。春のツツジや夏の新緑など四季折々の表情を撮影した作品から、入選作20点を選んだ。

 野村さんの作品は、昨年11月に寺を訪れた際の一枚。太陽に照らされた紅葉が燃え立つように赤く染まった一瞬を活写した。野村さんは「大興善寺は春夏秋冬でそれぞれの顔を持ち、撮影していて心が躍る。受賞を励みに、これからも好きな風景写真を撮り続けたい」と喜びを語った。

 入賞作品は4月2~21日に基山町立図書館、同26日からは同寺契園で展示される。(井手一希)