佐賀県と日本の農業を牽引(けんいん)し、「農協人」として一時代を築いた中野吉實さんが亡くなった。弱冠29歳で久保田町農協の理事に就き、数々の功績を残した。佐賀牛をはじめ、佐賀の農畜産物のブランド化に力を尽くしたのが最大の功績だろう。農家の所得向上が生涯の命題だった。
佐賀郡久保田町(現・佐賀市)の農家に生まれ、32歳で久保田町農協の組合長に就いた。周りは先輩ばかりだったが、意欲に燃える中野さんは農協青年部内で活発に発言し、「そんなに言うなら、お前がやってみろ」と要職を任されたという。
佐賀県と日本の農業を牽引(けんいん)し、「農協人」として一時代を築いた中野吉實さんが亡くなった。弱冠29歳で久保田町農協の理事に就き、数々の功績を残した。佐賀牛をはじめ、佐賀の農畜産物のブランド化に力を尽くしたのが最大の功績だろう。農家の所得向上が生涯の命題だった。
佐賀郡久保田町(現・佐賀市)の農家に生まれ、32歳で久保田町農協の組合長に就いた。周りは先輩ばかりだったが、意欲に燃える中野さんは農協青年部内で活発に発言し、「そんなに言うなら、お前がやってみろ」と要職を任されたという。