< 京風てまり寿司&喫茶 すえひろ >

 京都で生まれ育ち、佐賀に移住して40年を迎えた末廣節子さんが、神埼市の自宅の一角を改装して昨年“京風てまり寿司(ずし)”の店をオープン。そのおいしさが評判を呼び、1カ月先まで予約で埋まるほどの人気を博しています。

ころんとした形がかわいい手まり寿司がメインの「京風てまり寿司セット」。白みその雑煮やおばんざいなど、京都の食文化を楽しんで

 

 手まり寿司のランチセットは予約制で、一日12食限定。小さく丸めた酢飯に魚や肉、野菜などの具材を盛り付けた手まり寿司に、おばんざいや雑煮、デザートなどが付きます。京都の老舗「本田味噌本店」の白みそとアボカドを合わせた「海老」、トリュフソースが香る「サーモン」など、素材にこだわった手まり寿司は10種類。九州では珍しい白みその雑煮は、かつおだしの風味とみその甘みが上品に調和していて、そのおいしさに驚く人も多いとか。旬の食材を使った日替わりのおばんざいやデザートの寒天まで付いて1800円と、コストパフォーマンスも抜群です。ゆっくりとした時間が流れる店内で、見た目も美しい“京風てまり寿司”を堪能しましょう。(久保禎一)

 

アンティークのインテリアや抽象絵画を配した店内は、多久市の空間デザイナー・白木敏裕さんによるもの

 

閑静な住宅街にあるクリーム色の建物。小さな看板を見落とさないように

DATA

住/神埼市神埼町本堀3192-16
電/080-1401-3764
営/水~土曜 11:30-14:30
休/日、月、火曜
席/12
駐/5
IG/temarisushi_suehiro

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