昨年10月4日付「戦後78年さが」で紹介した多久市の坂口康子さん(86)から、近況を知らせる電話があった。旧満州からの引き揚げ体験を記した著書「蟻(あり)のなみだ」の出版を報じた記事。掲載後に講演依頼が何件も舞い込み、4月から「語り部」の活動を本格的に始めるという。 昨年夏のこと。