県の支援を受けながら、美容や健康分野の事業を磨き上げた事業者らによる成果発表会=佐賀市の「JONAI SQUARE」

 美容と健康分野での起業や事業拡大を目指す事業家らによる成果発表会が19日、佐賀市で開かれた。県の支援プログラムを利用して事業を磨き上げた11チームが、開発した商品やビジネスの構想を発表した。

 化粧品産業の集積を目指す県のコスメティック構想の一環。昨年10月に県内外の11チームが採択、専門家の助言を受けながら、事業プランの磨き上げや販路拡大に向けて取り組んだ。

 発表会では、各チームが事業内容や開発した製品を紹介した。「Quest」(佐賀市)は、県産原料でプロテインを開発。白石町のレンコン農家「美蓮inしろいし」は、通常は廃棄するレンコンの花や葉でつくるお香の商品化を目指す。

 4年目となる今回は初めて、商品の販売を直接的にサポート。既に商品化にこぎ着けている祐徳薬品工業(鹿島市)とボンジュール(嬉野市)、「RAPHAS JAPAN」(東京)の商品を福岡市の大丸福岡天神店で20~26日まで展示・販売する。(小島発樹)