<夢の一歩 佐賀店 >

山盛りの野菜と巨大なチャーシューに圧倒される「ラーメン小 豚2枚」(1100円)。野菜やニンニク、脂の量など自由にカスタマイズできる。写真の「野菜マシマシ」は+100円

 

 山のように盛られた野菜と分厚いチャーシュー、こってり濃厚なスープと「ニンニク入れますか?」と聞くスタッフの元気な声…迫力満点のルックスとパンチのある味わいで全国にファンを持ち、鳥栖市に総本店を構えるラーメン店「夢を語れ」の系列店「夢の一歩」が2月、佐賀市唐人にオープンしました。総本店と変わらぬラーメンを提供し、連日多くのファンでにぎわっています。

中央大通りから入った通りにある、青い看板が目印。駐車場が少ないので、満車の場合は周辺有料駐車場の利用を

 

 看板メニューのラーメンは、濃厚な豚骨しょうゆスープにコシのあるちぢれ麺を合わせ、モヤシとキャベツをたっぷりとトッピング。麺の量とチャーシューの枚数を選んで食券を購入すると、提供時に野菜や脂の量、ニンニクの有無などをリクエストできます(一部有料あり)。背脂とニンニクがたっぷりのスープはインパクト抜群で、大盛りの野菜や中太の麺も食べ応えがありますが、夢中になって食べ進めるうちにペロリと完食する人が多いとか。ニンニクが苦手だったり、食後に仕事や人と会う予定がある人は、ニンニクをショウガに変更することも可能。さっぱりとした風味が加わり、こってりとしたラーメンがマイルドで食べやすくなると好評です。

 ラーメンの食材と作り方は基本的に総本店と同じですが、チャーシューに「丸福精肉店」(佐賀市唐人)の若楠ポークを使っているのはこの店だけの特長。若楠ポークのチャーシューはやわらかくて脂も甘く、ラーメンのおいしさをさらに引き立てます。チャーシューのみの持ち帰り(500g 900円 ※期間限定価格、通常1500円)も人気です。

 

ラーメンをアレンジした「汁なし」も根強い人気。写真は「汁なし 豚2枚」(1100円、写真の野菜マシマシは+100円)

 

店内は奥に細長いつくり。カウンターに加えて、手前にはテーブル席もあり

 

 店を切り盛りするのは、飲食店の店長をしていた八谷怜巳(さとし)さんと起業家の村山潤さん。店内は席が少なく客を待たせてしまうことが多いため、8月頃をめどに店を改装して席を増やす予定です。「店舗での提供に加えて、今後はキッチンカーを使ってイベントなどでもみなさんにラーメンを味わってほしいですね」と目標を語る八谷さん。もともとアウトドアが好きだったという八谷さんには、この店を足がかりに、キャンプ場を中心としたテーマパークを県内に作りたいという大きな夢もあります。「夢の一歩」という店名の通り、二人の夢はこれからも広がっていきそうです。(久保禎一)

 

元気な声と笑顔で迎えてくれる共同経営者の八谷怜巳さん(前列左)と村山潤さん(同右)、スタッフのみなさん

DATA

住/佐賀市唐人1-5-4
営/11:00-14:00、17:00-22:00
休/火曜
P/8
IG/yumenoippo_saga

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