ウオールアート制作の仕上げに、桜の花びらを手形で表現する児童=小城市牛津町の砥川小

 小城市の砥川小の6年生23人が、卒業記念のウオールアートを制作した。西九州大短大部の牛丸和人教授から指導を受け、校外と運動場を仕切る壁に満開の桜の木を描いた。

 同校は15年以上前から卒業生によるウオールアートに取り組んでいる。本年度は6年生一人一人が考えたアイデアを総合し、牛丸教授が基となるデザインを提案した。2月末から壁の下地塗りを開始し、雲や草、鳥などをアクリル絵の具で色付け。3月8日には桜の花びらを手形で表現し、横約6メートルのウオールアートを完成させた。

 子どもたちは離れた場所から壁を眺め、色鮮やかに仕上がった絵に満足した様子だった。武田悠はる暉きさんは「わたしたちが作ったものが学校に残るのはうれしい」と話した。15日の卒業式で保護者にも披露し、記念撮影を予定する。(市原康史)